浴室暖房乾燥機で気になる洗濯物はちゃんと乾くのか?乾かないのか?

洗濯物

 

雨の日は外に洗濯物が干せないし、部屋干しだと臭いも出てしまう

 

雨の多い梅雨時の洗濯が憂鬱になる・・・。

 

浴室でも洗濯物が干せる「浴室暖房乾燥機」があると聞いたけど本当に乾くの?

 

このように悩んでいませんか?

 

雨の多い日本では、洗濯物を毎日外に干せるわけではありません。

 

しかし、家族が多いご家庭は毎日のように洗濯しないとならないので、

 

外に干せないと、とっても困りますよね。

 

そこで大活躍するのが雨の日でも気にせず洗濯物が干せる「浴室暖房乾燥機」です。

 

浴室暖房乾燥機は現在の浴室にも後付けが可能で

 

「雨の日洗濯」の憂鬱を解放してくれる、大変便利な商品と言えます。

 

かっぱパパ

今回の記事では浴室暖房乾燥機について解説させていただきます!

 

浴室暖房乾燥機と浴室乾燥機の違いや、

 

導入のメリット・デメリットについてもお話ししますので、

 

どうぞ最後までお付き合いください。

 

浴室乾燥機と浴室暖房乾燥機の違い

 

浴室に設置する乾燥機には「浴室乾燥機」と「浴室暖房乾燥機」の二種類があり、

 

この2つはどう違うのか?と、混乱するかもしれませんね。

 

現在では浴室乾燥機は「浴室暖房乾燥機」であるため、同義語として考えても差し支えありません。

にゃんこ棟梁

 

 

浴室乾燥機

 

浴室内の湿った空気を外に排出し「湿気」を取り除く設備を言います。

 

浴室乾燥機は湿気を取り除くことでカビの繁殖を抑えられます。

 

 

浴室暖房乾燥機

 

吹き出し口から温風を出して浴室を温め、

 

さらに湿気を取り除くことのできる設備です。

 

洗濯物の湿気を温風により乾燥を促進させ、

 

湿気を取り除く乾燥機機能により衣類を乾かす機能を持ちます。

 

浴室で洗濯物を干す場合、乾燥機と暖房機の2台必要になるわけではなく、

 

浴室暖房乾燥機1台あれば室内干しができるのです。

 

かっぱパパ

浴室で洗濯物を干す場合、乾燥機と暖房機の2台必要になるわけではなくて、浴室暖房乾燥機1台あれば室内干しができちゃいますよ~!

 

 

浴室暖房乾燥機のメリット・デメリット

 

浴室暖房乾燥機を設置すれば、雨の日でも気兼ねなく洗濯できて、

 

その日のうちに衣類が乾くとても便利な設備です。

 

浴室暖房乾燥機は「雨の日の洗濯」が楽になる以外にもメリットがありますが、逆にデメリットもあります。

 

 

【浴室暖房乾燥機メリット】

ヒートショック防止

 

従来の浴室は冬になると室内との温度差が激しく、

 

脱衣室から浴室に入る際「ヒートショック」を起こす可能性がありました。

 

ヒートショックとは急激な温度差による血圧上昇のことで、

 

冬場に高齢者が心臓疾患等を引き起こす原因にもなります。

 

しかし、浴室暖房乾燥機の使用によって室内との温度差が小さくなり

 

ヒートショックなどの心配が少なくなります。

 

 

冬の入浴が快適

 

冬の浴室は寒く、入浴がつらいと感じたことはありませんか?

 

しかし、お風呂全体が暖かければ「寒さ」から解放され、

 

入浴が快適になります

 

 

カビ対策

 

浴室暖房乾燥機がない浴室では、お風呂の温度を上げるためお湯を床や壁にかけます。

 

しかし、お湯かけは湿度の上昇を招きカビ発生の原因を作ってしまいます。

 

浴室暖房乾燥機によりお風呂全体が温まれば、お湯かけしないでもすみますし、

 

同時に乾燥し湿度が下がりカビの発生を抑えることもできるのです。

 

 

【浴室暖房乾燥機デメリット】

電気料金アップ

 

浴室暖房乾燥機を使うと、電気料金は必然的にアップしてしまいます。

 

電気料金が気になって浴室暖房乾燥機の導入や使用をためらう方もいるでしょう。

 

浴室暖房乾燥機を使用し衣類を乾燥させると、更に電気料金はアップします。

 

 

設置工事が必要

 

浴室リフォーム時に浴室暖房乾燥機を組み込んでいれば、

 

新たな工事は必要ありませんが、単独で浴室暖房乾燥機を取り付ける場合、

 

商品代金の他に設置工事費用も必要になります。

 

かっぱパパ

設置予定の浴室暖房乾燥機が200V仕様の場合、単独回線の配線工事や分電盤に空きがなければ増設工事のため電気工事が必要になります!

 

 

使用方法を間違えると体調不良になる

 

浴室暖房乾燥機を適正な温度設定で使用しないと

 

「のぼせ」「気分が悪くなる」などの体調不良を起こすことがありますので、

 

取扱説明書をよく読んで、正しく使用しましょう。

 

浴室暖房乾燥機はメリット・デメリットを十分理解したうえで導入しましょう!

にゃんこ棟梁

 

 

浴室暖房乾燥機で洗濯物が乾くまでの時間

洗濯物

 

浴室暖房乾燥機を使用して、洗濯物が乾くまでの時間は電気式で2~3時間ガス温水式は1時間30分程度です。

 

ただ、季節や衣類の種類によって乾燥までの時間が変わります。

 

セーターなどの厚めの衣類は通気性が悪いことから、

 

薄手の衣類よりも乾燥時間は長くなります。

 

また、洗濯物を早く乾かす方法として、

 

衣類の間隔を広めに取り通気量を多くすると良いですよ。

 

 

浴室暖房乾燥機後付けする場合の費用相場

 

浴室暖房乾燥機は浴室まるごとリフォームや新築時はあらかじめ組み込めますから、

 

商品単体の費用で済むのが一般的です。

 

しかし、浴室リフォームをせず、現在のお風呂に浴室暖房乾燥機を後付けする場合、

 

商品代金の他に工事費用が必要になります。

 

【浴室暖房乾燥機後付けする場合の費用相場】

 

浴室暖房乾燥機本体:3万円~5万円

 

取付費用+電気配線工事:3万円~5万円

 

※一般工事費用参考

 

電気式浴室暖房乾燥機:10万円前後

 

ガス温水式浴室暖房乾燥機:10万円以上(ガス工事が追加される)

 

 

天井の状況により、新規浴室暖房乾燥機に合わせ天井面開口を調整する必要があり、

 

場合により補強工事が発生することも考えられます。

 

また、現在の浴室に換気扇が無い場合は天井開口工事が必要となり、

 

工事費用は商品+施工費で30~40万円になることもあります。

 

浴室暖房乾燥機の設置前に、施工店に事前調査を実地してもらい

 

正確な施工費を算出してもらいましょう。

 

 

浴室暖房乾燥機の主な機能

 

浴室暖房乾燥機の主な機能は5つあります。

【浴室暖房乾燥機の機能】
  1. 乾燥機能
  2. 暖房機能
  3. 換気機能
  4. 涼風機能
  5. 24時間換気機能

 

 

<乾燥機能>

 

梅雨時や雨の日は外に洗濯物が干せず室内干しにしますが、

 

生乾きの臭いが気になりますよね。

 

また、洗濯物を干すスペースも確保しないとならないため見た目も良くありません。

 

しかし、浴室暖房乾燥機なら花粉・雨、PM2.5を気にせず衣類が干せますし、

 

短時間で湿気を取り除くことができてカビの発生を抑えられるためカビ対策にも最適です。

 

 

<暖房機能>

 

冬の浴室は室内との温度差があり、寒い空間となります。

 

しかし、暖房機能により浴室内を温められますので、

 

室内との温度差が少なくなり冬に起きやすい

 

「ヒートショック」対策にもなります。

 

※ヒートショックとは室内と浴室の温度差により血圧上昇が起こり心疾患等を引き起こすこと

 

 

<換気機能>

 

換気機能により、浴室の湿度を下げカビや臭いの発生を防ぎます。

 

 

<涼風機能>

 

夏は浴室の温度が上昇しやすく、長時間の入浴でのぼせることがあります。

 

しかし、浴室暖房乾燥機の「涼風機能」により、

 

扇風機のように涼風を送ることで快適な入浴が可能です。

 

 

<24時間換気>

 

気密性の高い住宅において、

 

アレルギー、アトピー性皮膚炎を引き起こす「シックハウス症候群」が問題となり、

 

2003年のシックハウス対策として「24時間換気システム」の設置が義務付けになりました。

 

浴室暖房乾燥機は24時間換気システムの機能を備えていますが、

 

換気風を一時停止する機能もあり、入浴時の肌寒さも解消できます。

 

浴室暖房乾燥機の機能を理解して使用時のシミュレーションをしてみるのも良いでしょう。

 

 

天井埋め込み式と壁掛け、熱源電気・ガス

 

浴室暖房乾燥機には設置方法や熱源供給方法のことなる商品があります。

 

【設置場所による違い】

<天井埋込型>

 

天井埋込型は現況浴室の換気扇が天井にあることで設置可能です。

 

天井内に埋め込まれるタイプなので見た目がすっきりしており、

 

お掃除の邪魔にもなりません。

 

 

<壁掛け型>

 

壁掛け型は浴室壁面に換気扇がある浴室タイプに適応しており、

 

交換もそれほど難しくありません。

 

しかし、厚みがあるためお掃除の際、気になる場合があります。

 

 

【熱源供給による違い】

<電気式>

 

電気式浴室暖房乾燥機は「電気」で作動しますので、

 

現況浴室に換気扇が設置されていれば、

 

配線工事のやりかえだけで済みます。

 

しかし、一般的な浴室換気扇は100Vの電源のため、

 

200Vタイプの浴室暖房乾燥機を設置する際、

 

あらたに専用回路電源が必要になります。

 

 

<ガス式>

 

ガス式の場合は電気以外にガス管の引き込みが必要となりますので、

 

電気式よりも工事費用は割高になりますが

 

電気式と比較し、浴室暖房乾燥機機能は変わりません。

 

 

ガスと電気比較(ガス代、電気代、仕様等)

 

浴室暖房乾燥機にはガス、電気の2タイプあります。

 

それぞれ仕様の違いや光熱費の違いがありますので、

 

ガスと電気の両タイプの浴室暖房乾燥機を比較し選択を検討してみてください。

 

 

【ガス・電気光熱費比較】(ガス式は電気代+ガス代)

1日使用 1か月使用 1年使用
ガス 53.3円 1,599円 19,454円
電気 110.4円 3,312円 40,296円

 

【ガス・電気機能比較】

浴室暖房機能 浴室乾燥機能 衣類乾燥機能 その他の機能
ガス 温度設定35℃

所要時間15分

基本性能 基本性能

所要時間

2~3時間

基本性能の他

24時間換気

涼風

電気 温度設定35℃

所要時間25分

基本性能 基本性能

所要時間

1時間30分

基本性能の他

24時間換気

涼風

※季節や衣類の種類・量により時間は異なります

 

【ガス・電気費用比較】

<ガス暖房換気乾燥機>

 

電気式と比較し光熱費が安く、

 

暖房・乾燥機能が優れているため乾燥は短時間使用で済みます。

 

しかし、交換工事費用は「ガス工事」が必要となるため、

 

電気式よりも高くなります。

 

 

<電気暖房換気乾燥機>

 

ガス式と比較すると光熱費は高くなり使用時間もガスよりかかります。

 

しかし、100V電源仕様であれば交換工事費用は電気工事と設置費用が基本となるためガス式より安価になります。

 

浴室暖房乾燥機はガス、電気に違いがありますので、

 

どのポイントに重点を置くのか検討し、商品を選びましょう。

 

 

浴室暖房乾燥機のメンテナンス

 

浴室暖房乾燥機を快適に使用するため、

 

こまめなメンテナンスが必要です。

 

浴室暖房乾燥機はお手入れを怠ると、

 

ホコリやカビが繁殖し浴室全体にゴミや胞子が広まってしまいます。

 

 

【浴室暖房乾燥機のメンテナンス方法】

 

※1か月に1回を目安にします

 

浴室暖房乾燥機のメンテナンス場所は主にフィルターす。

 

掃除機等でフィルターのホコリやゴミを取り除き、

 

汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めたお湯につけ清掃し乾燥させます。

【メンテナンス前の注意点】
  • 浴室暖房乾燥機の電源は必ずOFFにする
  • 本体に直接水やお湯をかけない(思わぬ事故や故障につながる)
  • たわしなど、固いものを使用しない(割れや傷の元になります)
  • 塩素系洗剤は使用しない
  • 煙が出る防カビ剤を使用しない

かっぱパパ

浴室暖房換気乾燥機の設置後は定期的にメンテナンスして快適なお風呂ライフを楽しみましょう!

 

まずは一度、工事費用の大体の相場を把握してみるためにリフォーム一括見積もりをとることをおすすめします!

 

工事費用の大体の平均費用を知ってから、予算と相談して

 

それから設置するかどうかをご検討してみるのがベストですよ!

 

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タウンライフリフォーム無料一括見積もりを利用した時の記事もありますので、良かったら参考にしてください。

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