お風呂場をバリアフリーにするための工事費用相場や補助金の紹介

バリアフリー

 

最近、お風呂に入るのが辛くなった・・・。

 

浴槽が深くてまたぐのも一苦労。

 

年齢的に今のお風呂でも問題ないけど、将来的に不安が残る。

 

将来のことを考え、楽にお風呂に入れるリフォームを考えた方が良いかもしれない・・・。

 

このように悩んでいませんか?

 

近年、高齢者や障害者対応のお風呂のバリアフリーリフォームが増え、

 

将来に備える方も多くなっています。

 

お風呂をバリアフリーリフォームすることで、

 

体に負担が少なく安心で安全な入浴ができるようになります。

 

そこで今回の記事では、お風呂のバリアフリーリフォームについてお話しします。

 

また、バリアフリー対応お風呂の費用や家計の負担を軽くする補助金についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

 

お風呂のバリアフリーリフォームとは

 

お風呂のバリアフリーリフォームとは、

 

入浴の際、体に負担をかけず安心して入浴できる浴室リフォームを言います。

 

高齢者は年齢とともに足腰の機能が衰え立ち座りの動作も一苦労になり、

 

小さい段差でも転倒する危険性があります。

 

以前のお風呂は入口の段差や、浴槽も大きくまたぐ必要があり

 

高齢者にとって安全とは言えない場所です。

 

また、タイル張りのお風呂は床が滑りやすく、

 

冬は寒いためヒートショック(温度差による血圧の上昇が原因で、心疾患、脳疾患を起こす)の原因にもなります。

 

人間は必ず年を取りますから、いま現在なにも問題ないとしても

 

将来的にお風呂は危険な場所になる可能性を含んでいるのです。

 

高齢者や体が不自由な人が無理なくお風呂に入れるよう改善する方法が

 

お風呂のバリアフリーリフォーム」なのです。

 

 

お風呂をバリアフリーリフォームする必要性

 

2018年の統計では日本総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は28.1%であり、

 

現在ではさらに多くなっており、日本は「超高齢化社会」と言われています。

 

将来的なことを踏まえ、自宅でもお風呂をバリアフリー化する必要性があるのです。

 

お風呂をバリアフリーリフォームする必要性

 

お風呂出入口段差によるつまずき

 

在来浴室(タイル張りのお風呂)は脱衣室からの出入り口に水の逆流を防ぐため

 

10cm程度の段差があり高齢者や体の不自由な人にとって、とても危険な状況と言えます。

 

タイル床など滑りやすい床で転倒

 

タイルは水に強い材質ですが滑りやすく材質でもあるので

 

転倒する可能性があり、ケガをするリスクを高めます。

 

僕も昔住んでいた家がタイルの床でせっけんなどが床についていて滑って転んだことがあります。

 

高い浴槽で足腰を痛める

 

在来浴室のお風呂や少し前のユニットバスは床から浴槽のフチまで50cm以上あることも珍しくなく、

 

浴槽に入る時のまたぎが足腰の弱い高齢者にとり大きな負担となります。

 

タイル張り浴室の寒さが原因でヒートショックを起こす

 

在来浴室や断熱性能の低いユニットバスは室内温度が低く、冬はとても寒い環境です。

 

寒い冬に脱衣室から衣服を脱いだ状態でお風呂に入る際、

 

暖かい場所から寒い場所に入ることによる急激な血圧の変化で、

 

心臓に大きな負担をかけ体調不良を起こすことがあります。

 

高齢者がヒートショックによる原因で亡くなるケースも多いため対策はとても重要です。

 

自宅が上記のお風呂ならケガや事故の原因になりかねません。

 

ご両親や自分自身が「お風呂に入るのが怖い」と思い始めたら、

 

お風呂をバリアフリーリフォームするタイミングだと覚えておきましょう。

 

 

お風呂バリアフリー化のポイント

 

お風呂をバリアフリーリフォームする場合「バリアフリー化」するポイントが5つあります。

お風呂バリアフリー化ポイント

① 転倒対策

② 浴槽の高さ

③ 出入り口の段差

④ 入口ドア

⑤ ヒートショック対策

 

<転倒対策>

 

お風呂の床がタイルや水はけが悪いと転倒につながります。

 

転倒対策としてはお風呂の床にすべりにくい材質を使うことと、

 

水はけの良い材質や種類を使用することです。

 

また、万一転倒しても大丈夫なように、衝撃を吸収する材料の床材も転倒対策となります。

 

 

  <浴槽の高さ>

 

お風呂の床から浴槽のフチまで高さがあると、

 

またぐ際に転倒する恐れがあり危険で、足腰にも負担がかかります。

 

浴槽の高さは床から30~40cm程度の高さに設定し、

 

浴槽の深さは膝上程度なら危険度も減るでしょう。

 

 

 <出入り口の段差>

 

脱衣室からお風呂へ入る出入り口の段差はフラット(段差無し)が理想的ですが、

 

お風呂からの水が脱衣室へ流れてしまうためおススメできません。

 

そこで、出入り口の段差を2cmほどに設定すれば水の逆流はありませんし、つまずく確率も減ります。

 

人がつまずきやすい段差は3cmと言われていますので、

 

1cm低いだけでもかなりの効果が望めるわけですね。

 

 

 <入口ドア>

 

お風呂の入り口ドアは「引き戸」にしましょう。

 

お風呂のドアは一般的に開きドア又は折り戸でお風呂側に開きますが、

 

お風呂で転倒した際、倒れた人にぶつかり開かなくなり救助が遅れる可能性があります。

 

万一の時も考慮し、お風呂の入り口ドアは「引き戸」が良いと言えます。

 

 

<ヒートショック対策>

 

お風呂で人が亡くなる原因の一つとして「ヒートショック」が挙げられます。

 

ヒートショックは室内からお風呂に入る時の急激な温度差による血圧変動が起こり、

 

不整脈・失神・心疾患などを引き起こすと言われています。

 

特に寒い冬はヒートショックに注意が必要なのです。

 

寒い冬でも、お風呂を暖かくしてくれる浴室暖房乾燥機などの導入でヒートショックを防げるでしょう。

 

浴室暖房乾燥機の記事はこちら⇩⇩⇩

浴室暖房乾燥機で気になる洗濯物はちゃんと乾くのか?乾かないのか?

 

 

お風呂バリアフリーリフォーム費用

 

お風呂バリアフリーリフォームは部分的な工事も可能ですが、

 

自宅のお風呂がユニットバスの場合、工事できない可能性があります。

 

しかし、在来浴室(タイル張り)でバリアフリーリフォームできる箇所は多くあります。

 

 

【お風呂バリアフリーリフォーム箇所と費用】

リフォーム箇所と方法 費用
手すりの設置 出入り口壁

浴槽上部壁(浴槽フチの上)

20,000円~30,000円
断熱性能アップ 浴室暖房乾燥機で脱衣室との温度差を小さくする 50,000円~300,000円
出入り口ドア 出入り口ドアを開き戸から引き戸に変更 100,000円~200,000円
出入り口段差 お風呂の床を上げ脱衣室との段差を小さくする 50,000円~100,000円
転倒・すべり解消 お風呂の床を滑りにくい材質へ変更する 100,000円~200,000円
浴槽の深さ変更 浴槽の深さを少なくする

浴槽の交換

200,000円~300,000円

※一般工事価格参照

 

お風呂のバリアフリーリフォームは部分的に可能ですが、

 

費用や将来的な利用を考え、バリアフリー仕様のユニットバスの変更も視野に入れると良いですよ。

 

 

お風呂バリアフリーリフォーム補助金

 

お風呂バリアフリーリフォームの際、利用できる補助金は現在、三種類あります。

  • 国の補助金
  • 市町村・自治体補助金
  • 介護保険補助金

それぞれ、リフォーム対象箇所や補助金額が違いますので、

 

自宅のお風呂バリアフリーリフォームには、どの補助金が使えるのか確認しておきましょう。

 

【お風呂バリアフリーリフォームで使える補助金】

国の補助金 市町村・自治体 介護保険
対象リフォーム 住宅性能向上リフォーム

(耐震・省エネ等)

ユニットバス交換

高断熱性能浴槽設置

内窓・手すり設置

高効率給湯器設置

各・自治体による バリアフリーリフォーム

手すり設置

段差解消

滑り止め防止床交換

開き戸から引き戸

上記付帯工事

申請条件 戸建住宅:55㎡以上

共同住宅:40㎡以上

新耐震基準住宅

※昭和56年6月以降着工住宅

築後10㎡以上の増築無しの場合

各・自治体による 要支援・要介護認定

 

住む家が変わった

要介護度3段階以上あがる

※上記再利用可

補助金 保障対象工事費用の1/3

上限100万円

各・自治体による 対象工事費用

※上限20万円

上記の7~9割で最高18万円

申請者 事業登録している施工業者 各・自治体による

 

ケアマネージャー

本人

 

【国による補助金を利用する場合】

 

国の補助金事業である「長期優良住宅リフォーム推進事業」は住宅性能の向上、

 

長期住居可能な住宅に対するリフォーム補助金です。国の補助金を受ける場合、

 

申請者である工事事業者が業者登録している必要があるため、

 

依頼予定のリフォーム会社へ相談してみましょう。

 

 

【市町村・自治体の補助金を利用する場合】

 

地方自治体の補助金はそれぞれ条件が異なりますので、

 

お住まいの市町村窓口で相談してみましょう。

 

 

【介護保険の補助金を利用する場合】

 

介護保険の補助金は地方自治体や国と比較すると利用しやすいと言えます。

 

ご自宅担当のケアマネージャーへ相談すれば比較的スムーズに手続きができるでしょう。

 

 

お風呂をバリアフリーリフォームして高齢者にも安全なお風呂ライフを送ろう

 

お風呂のバリアフリーリフォームは、将来的にますます増えると予想されます。

 

いま現在は体に不自由はなくとも、

 

体力は年々衰え小さな段差でもつまずくようになり、

 

立つ、座る動作も辛くなる時期が来ます。

 

ですから今後、自宅を新築・リフォームされるのであれば、

 

現在のライフスタイルを考慮しながら、将来を見据える計画をする必要があるのです。

 

お風呂は本来、気分をやわらげリラックスする場所ですが、

 

以前のお風呂は高齢者や体が不自由な方にとって危険な場所と変わっています。

 

ご自身が年を取った時にご両親が今後、更に年をとって体の自由が利かなくなった時のことを考えて

 

お風呂をバリアフリーリフォームして高齢者にも安全なお風呂ライフを送りましょう。

 

 

具体的にどのようにバリアフリーリフォームを考えればいいの?

 

具体的にどのようにお風呂のバリアフリーリフォームを考えれば良いのか?

  • リフォームの相談をしたい
  • 補助金の相談もしたい
  • 具体的な工事費用も知りたい

など、どこに何を頼んだら良いのかわからないかもしれません。

 

リフォームの相談をしたい、補助金の相談もしたい、具体的な工事費用も知りたいけど、どこに何を頼んだら良いかわからないかもしれません。

 

そこで、お風呂バリアフリーリフォームの相談や無料一括見積もりを依頼できるサービスをご紹介しますので、

 

まずは一度、無料一括見積もりを依頼してはいかがでしょうか。

 

僕も一度利用しましたが、より詳細な見積もりを作成するために細かい要望等をお聞きするお電話での連絡はありますが、

 

しつこい営業などは全くなくとても親切な会社ばかりでした。

 

タウンライフリフォームに登録できる業者さんは厳しい基準を満たした業者さんしか登録できないというのが大きい要因かもしれません。

 

タウンライフリフォームでのお風呂バリアフリーリフォームの相談と無料一括お見積もりはこちらからできます。

⇩ ⇩ ⇩

          \登録3分・完全無料・お断りも自由/